価格破壊が起きたらどうするのか

生成AIの登場で、作品の制作単価が下がったという嘆きの声を聞くことがありました。実際Xを見ていても数千円単位で引き受ける映像制作の案件もあります。おそらくそういった作品は編集もろくなものではなく、品質も悪いというのは作り手であれば想像できるのですが、創作に関係のない一般人からすればよくわからなかったり、低品質でもある程度納得してしまうような、悪貨が良貨をなんとやらみたいなパターンも発生し得るわけです。

筆者もAIが出てくる前のDTPの業界では一般人が「解像度」の概念をほぼ理解していなかったり、レイアウトや色がおかしいようなチラシでも特に何の問題もなく受け取っている現場を見てきています。つまり、安かろう悪かろうで通用する層はどこの業界でも一定数存在しており、映像制作に関してもそういった層をターゲットにしている業者がいるのだろうと予測できます。

さて、そういった顧客からしっかりした金額を取り、しっかりしたモノを収めて、ちゃんとした企業、事業主としてやっていきたい、という場合にどうすればいいのか。

そもそもAIを使ったコンテンツ制作に限った話ではなくて各企業色んな戦略があり、大安売りをやってくる奴らはどの業界でもあります。 共通の対策としては
1:自社の価値を再認識
2:顧客のニーズを引き出して価値を感じさせる
の2本柱が大切です。
1については安売りのやつを蹴って自分を選ぶメリットは何か?サポート力?クオリティ?実績?納期?
2については「オープン質問」フル活用ですね。 相手の担当者の今年度の目標は?取り組みは?その担当者はどうすれば社内評価上がるのか? どれだけ技術が進化しても最後の決済は人間です。
その人間である窓口の人が本当に欲しいものとは?
AI作品に例えるとしたら凄い作品や安い作品ではなくて、その作品を欲しがる真の理由とは?
あたりを掴むことが大事と思います。
そして大抵は 「利益を出したい」「効率を上げたい」という動機が根底にあります。なぜなら相手は企業だからです。

相手がもし「利益を出したいから動画作る」と想定すると、なぜそうなったかを聞くとまた見えるものが変わります。
「動画の方がインパクトがあって訴求力があがると思った」→ではなぜ訴求力が欲しいと思ったのか?
「売り出してる製品は良いものだと思ってるが市場の認知度が足りない」→どういったところが良いところか
「この製品を使えば時短が出来る」→何故この製品だと時短が出来るんですか?
こういったところから商品の見せ方のヒントも出てきます。

もしかするとその動画にリーチするための別の仕掛けの提案も必要かも知れません。
「今まで商品の認知度を上げるためにどんなことをしましたか?」
「効果が出なかった理由はどんなことだと分析しましたか?」

そうなるとプロモーションのコンサルみたいな知識も必要かも知れませんね。それでしたらAIOにも対応出来るHPにすべきです、とか。
深堀のための質問力の他に、選択肢があるのも大事なのかも知れません。

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